観光農園といえど、イチゴの収穫体験がすべてではなく、市場や直売所、通販での販売や、大福やジェラードなどへの加工、また農園の外部への宣伝など様々な業務で成り立っていると学びました。
もうすぐ廃校になる中学校を地域の交流の場にするためにはどう利用するのか、その卒業生や市役所職員さんなどで、色々な方々と話し合う中で、少子高齢化の中若者が外に流出している現状と、地域の活性化への希望などたくさんのことに気づかされました。
阿久根の魅力を地元の方に聞くと、「何もない所だからね・・・」と言われることがたくさんありました。でも実際に散策して気づくのは海と山でつくられた絶景、地域の食材を利用した料理の多様さ、地域に根差して生きるみなさんのあたたかさでした。外から来た人間だから気づく魅力もあるのではないかと思いました。
農産物が生産されるまでにどれだけの手間がかけられているのか身をもって実感したと同時に、農家さんの所得向上が難しい現状を学ぶことができました。食べ物へのありがたみを強く感じるようになり、市場で売られている価格が適当なのか意識を向けるようになりました。また阿久根で出会った方々と交流する中で、これほどにも生き方は多様なのか、これほど人によって価値基準が異なるのかと考えさせられることが多くありました。自分が何を軸に生きてるのかを考える上で、非常に大切なヒントをいただいたように思います。
コモレビ農園という仕事場の魅力は、多様なバックグラウンドを持つみなさんのあたたかさや、どんどん新しいことに挑戦し進化しつづけている面白さだと思います。毎日が学びにつながる素敵な仕事場でした。
奄美、屋久島、阿久根大島
遠泳、スキンダイビング、スキューバダイビング。海に関わる体験をしたい
「阿久根」という地域の名を聞きなれてない方もいるかもしれませんが、一度訪れたらきっと好きになります。
ワーホリというカタチで阿久根の人々を密接に関わる中で、その魅力を最大限に味わってみてはいかがでしょうか。