アソウ・ヒューマニーセンターグループ人材白書
Quarterly Report vol.15 2007年7月発行

人材採用の切り札、エージェント活用

景気回復、団塊世代の大量退職を背景に、企業の新卒採用、
中途採用がバブル期以上に過熱しています。
それに伴い、優秀な人材の確保はますます厳しくなっています。
そうした中で注目を集めているのが、人材紹介エージェントです。
有料職業紹介エージェント活用のメリットを探ります。

来春93万人、求人倍率2.14倍  新卒者求人はバブル期を上回る水準へ

グラフ:入職率、離職率の推移

2008年3月卒業予定の新卒採用の内定出しがピークを迎えています。今年は昨年に引き続き、さらに売り手市場が加速。4月時点での企業の新卒求人総数は約93万人。対前年比伸び率は13.3%(日経新聞調査)と4年連続の2ケタ増となっています。伸び率は07年春の20.9%からは減少しているものの依然高水準。製造業(12.9%増)を筆頭に、19業種すべてで前年水準を上回り、幅広い業種で大卒採用を拡大する動きが広がっています。
 求人倍率で見ると07年の1.89倍から2.14倍に急上昇。16年ぶりに2倍を超えました(ワークス研究所調査)。景気回復による人手不足感の高まりと団塊世代の大量退職により人材獲得競争は一段と激しさを増しそうです。

中途採用数は前年比6.1%増  高まる中途採用意欲と転職率

新卒採用の厳しさや団塊世代の大量退職を反映して伸びているのが中途採用です。4月に日経新聞がまとめた主要企業の2007年度の採用計画調査によると、中途採用数は前年度比6.1%増となっています。新事業などを強化するための即戦力を求める企業が増えている一方、製造業では団塊世代の大量退職に伴い、30代、40代の専門職や技能職の需要が高まっています。中途採用に伴う転職者の増加は、厚生労働省の調査結果からも伺えます。平成18年上半期における転職入職率は5.6 %(前年同期5.9%)、数にして245万人(同252万人)と報告しています。また業種としては情報通信業が2.9ポイント、医療・福祉が1.2ポイント、製造業が1.1ポイントで入職超過、飲食点・宿泊業が4.0ポイントで離職超過となっています。

人材流動化が進み、職業紹介事業は求職者・求人・就職とも大幅に増加

グラフ:新規求職申込件数の推移 グラフ:常用求人数の推移 グラフ:新規求職申込件数の推移

企業の中途採用ニーズの高まりを背景として、転職など人材の流動化もいっそう進んでいます。これを裏付けるのが、平成18年12月に厚生労働省より発表された『平成17年度職業紹介事業報告』です。それによれば、新規の求人申込件数は、有料職業紹介事業と無料職業紹介事業の全体で178万2979件(対前年比9.3%増)となっています。そのうち、有料職業紹介は147万4093件(同19.3%増)と過去最高を記録。これに対して、ハローワークなどの無料職業紹介は30万8869件(同21.9%減)となっています。
一方、求人では、常用求人数全体は245万7760人(同34.6%増)で、うち有料職業紹介は137万405人(同19.1%増)、無料職業紹介は108万7355人(同60.6%増)といずれも大きく伸びています。結果としての就職状況に目を向けると、常用就職件数は全体で34万4729件(同14.6%増)となり、堅調な伸びを示しています。うち、有料職業紹介は29万5446件(同17.7%増)、無料職業紹介は4万9283件(同1.1%減)となっています。

有料職業紹介の職種としてはホワイトカラーの好調が目立つ

求職者・求人・就職の状況を職業別に見てみると、特にホワイトカラーの好調が目立ちます。有料職業紹介の求職者はホワイトカラーでは、「専門的・技術的職業」が47万2394件(対前年比40.0%増)、「管理的職業」が11万9858件(同11.6%増)、「事務的職業」が35万8555件(同43.4%増)と拡大しています。それ以外の職業では、「販売の職種」が16万616件(23.3%増)と伸びています。求人状況でも同じ傾向が見られ、「専門的・技術的職業」が57万5420人(同15.6%増)、「管理的職業」が11万537人(同28.4%増)、「事務的職業」が23万5467人(同28.2%増)となっています。また就職状況では、「専門的・技術的職業」が6万9541件(同30.2%増)、「管理的職業」が1万4299件(同30.7%増)、「事務的職業」が4万4792件(同43.7%増)でした。
こうした就職件数の伸びに伴い、有力職業紹介会社の手数料収入も約1838億円(同37.4%増)と急増。人材紹介会社を利用する求人企業と転職希望者が増加の一途をたどっていることを裏付ける結果となっています。

求職側と求人側のベストマッチを目指すアソウ・エージェント事業部

職業紹介の流れ

人の持つ可能性を見つめて、雇用の拡大、創造、そして移動を目指すアソウ・ヒューマニーセンターでは、エージェント事業部のもとで、有料職業紹介事業を展開しています。私たちは、派遣や紹介予定派遣、新卒採用代行など通じて培ってきた人材ビジネスのノウハウを活かすことで、企業のパートナーとして優秀な人材の提供を行っています。その中で、私たちがもっとも力を注いでいるのが、求職側と求人側のベストマッチです。求職者の能力やスペックだけを見るのではなく、コミュニケーション能力や人との折衝能力といった基礎能力、さらにはその人の持つ可能性や成長性にまで目を向けて、求人側に紹介していくというスタンスです。また、企業が求めている人材像や会社の風土、成功者のタイプ、さらには企業理念やトップの考え方までを転職者に伝えることで、双方にとっての理想的なマッチングを目指しています。

転職者の人生を後押しする職業紹介  関東・関西から九州へのUターンに強み

現在、有料職業紹介事業を行う許可事業所は、平成17年度で全国1万375事業所(対前年度比19.4%増)にのぼっています。そして今後も、有料職業紹介のニーズはますます高まることが予想されます。そうした中で当社は、単にインターネットを活用して情報提供としての職業紹介を行うのではなく、転職者の人生を後押しするような立場でのエージェント事業を展開してまいります。また九州に太いパイプを持つ強みを活かして、関東・関西からのUターン転職希望者のニーズに応えることができるのも、当社の特徴といえるでしょう。景気の回復に伴い、優秀な人材の確保こそが、企業の永続的な成長を支える鍵となっている今、私たちアソウ・エージェント事業部は企業にふさわしい成長性を秘めた即戦力となる人材の採用をトータルにお手伝いいたします。

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